【信誠飯店】閉店。さよならエビ玉丼。さよなら大将。
なんてこったい・・・
21日朝、知人から来たメールに添付された画像を見て絶句してしまった。
信誠飯店、閉店。
知人が、僕がこの店を懇意にしていたことを知っていて、教えてくれた。
前回の投稿で「信誠飯店いこおもたら定休日でした。てへ」とか言ってた次の日を最終営業日として、閉店してしまった。ニアミスの残念さがすごい。
愛された味 43年に幕
新聞を見てみる。
1974年開業・・・40年以上されてたんか。
大将、東京とか大阪で修行してたんか・・・全然しらんかったな。
閉店の理由が「元気なうちにやめて、長年苦労をかけた嫁さんに恩返ししたいから」とか泣けすぎる・・・あの大将ならこんなこと言えちゃうよね。
確かによくこちらの大将と話してた頃、「年をとってくるとずっと鍋ふってるんはしんどいもんやで」「俺が身体を壊したら店がとまる(調理は大将ONLY)」みたいなことは言ってはったけど、長年中華鍋を振り続けたそのボディビルダー感、いつ会っても元気、というかやかましい、というかその人柄から、「この人は身体を壊すことはあるまい」と勝手に思い込んでしまっていた。
辞める理由なんてそれだけじゃなかった。
嫁さんへの恩返し、てどんだけ男気見せはるねん。たまらん。
正直文章を読んで感動してしまって、うるうるとした。
そして、1飲食店の閉店を記事にしてくれた神戸新聞さんに心の中で手を真っ赤にして拍手を送りたい。
【もうエビ玉丼は食べれない・・・】
あぁ、もう大将の料理は食べれないのね。
エビ玉丼のあの優しい味を口に入れることはもうないのね。
でもこれはここ最近足を運んでおらず、閉店の事前情報を知らされていなかった自分が悪い。
それでも。
最後に顔を見たいもんだ。
きっと閉店の片づけとかで何日かは出入りしてはるだろう、と推測。
残念ながら先週金曜、月曜と三宮にいなかったので、本日火曜日に店を覗いてみた。
【店へ行ってみた】
残念ながらお店の方はおられませんでした。
店は片付け途中、という感じでしょうか。
ある程度のものは片づけられていた。
店内のテーブルとかはそのままだったけど、暗くて厨房までは見えませんでした。
どこまで片付けて、どこまで置いたままにしはるつもりかわからないもんで、もしかしたらもうここには来ないのかもしれない。
ポストはそのまま。
ここに手紙とか入れたら大将に届いたりしないのかしら。
などとロマンチック気取りをしてから、繰り返してここ最近通っていなかった自分を戒める。
CDを買わなくなって、ライブにも通わなくなって、解散が決まった途端、わーわー言い出して、解散全国ツアーが全箇所完売、のときみたいな「最後に一目」(旧ファン)「お前らが通い続けてれば」(新ファン)みたいな、なんともやるせないひとりよがりのエクスタシーを感じるだけの哀愁にすぎない。
ということで。
信誠飯店、7月20日の営業をもって閉店しました。
食べログもまだ対応していないようですし、訪問しようとされていた方はご注意くださいませ。
おさるさんはちゃんと連れてってもらえたんかなー。
おさるさんも長年お疲れさんです。
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