【しがらき餅】90代半ばのおじいちゃんが60年作り続ける懐かしい味は地元で愛されるお菓子【飲食店<淡路島>】
淡路島の思い出シリーズ、3回目。
昨日アップしたブログの「COMMODE56の入口」で素敵な出会いが。
地元で愛されまくっている「しがらき餅」との偶然の出会い。
どうもめちゃくちゃラッキーなタイミングだったようで、奇跡に感謝!と地元で愛されるしがらき餅を頂きました。
前回ブログで書かせてもらったように商店街をぶらぶらして、さて移動しようかと考えていたところ商店街の中から後ろにリヤカーをつけた自転車がゆっくりとこちらへ来る。
なになに・・・?と思っているとどうもわらび餅屋さんのよう。
準備を始めておられます。
【しがらき餅、自転車にて登場】
かっこいい自転車。
ご夫婦で準備をしておられます。
ええ雰囲気なんでせっかくやし、頂いていこうと待ってみました。
わらび餅に・・・「しがらき餅」・・・??
なにそれ・・・気になる・・・
せっかくなのでしがらき餅とわらび餅のセットを注文してみます。
米粉で作っているらしい「しがらき餅」は布で筒状にして茹でて作っておられるとのことで注文すると筒を取り出して輪切りにしてくれはります。
現場で切るときに、米粉の性質もあるのでしょう、断面がざらっとした感じに切れるらしく、そこが信楽の焼き物「信楽焼」に似ていることから「しがらき餅」と名付けられたようです。
このおじさんのオリジナル??と思ったのですが調べてみると過去には「本高砂屋」で販売されていたり、上方落語の「鬼あざみ」にも登場するらしく歴史はかなり深いようです。
ちなみにこの方・・・ご高齢だなとは思っていたのですがネットで他の方のブログ等拝見すると2015年のブログで95歳とのこと・・・え、今年で97歳か・・・すごい。めっちゃお元気。
しがらき餅&わらび餅。ミックス300円也。
懐かしい味。シンプルな美味しさでした。
しがらき餅も美味しかった・・・もちっとした食感でわらび餅との食感の違いも楽しめました。
冷やして持ってきてくれてはるのでそれも嬉しいポイントですねー。
正直、このおじいさんが作るしがらき餅とわらび餅を食べる。それだけで充分満足できていたんです。このご年齢なので作り方間違っててめっちゃ固かったり味なくてもそれはそれで全然不満もなく「これも味」と思えたと思うのです。それなのに、美味しいんですよねー、これが。
もう完璧。ほんとに偶然にすごく大きな思い出を頂きました。
食べてる途中、慣れた感じで注文する会社員の若者がいたので聞いてみると、このあたりの出身の子らしく、「子どもの頃からずっと当たり前のように食べている」「今日もリヤカーが見えたから立ち寄った」と町の文化になっているよう。すごいですね。
【おじいちゃん、めっちゃ有名でした】
雑誌にも取り上げられておられました。
淡路島の有名人のようです。
当時伺った話では洲本でいろいろなところで店を出されているとのことでした。
自転車でちりーんちりーんと移動されるので、その音が聴こえたらラッキー、みたいな存在。ほんと出会えてラッキーでした。
また会いたいな。会えるかな。
ほんと幸せな時間だったなーとほっこり思い出されます。
かなりのご高齢。お元気だろうか。
皆様ももし洲本で「ちりーんちりーん」が聴こえたら、是非小銭握りしめてダッシュで会いに行って頂きたいお店さんです。
僕がお会いしたのはこちらCOMMDE56の東出口のところ、なんで地図のピンが立ってるところより少し右の交差点のとこです。
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