ひょうごのはなし

大阪生まれ大阪育ちの私が、仕事を通じてすっかりはまったひょうご五国の魅力を食を中心に伝えていくブログです。

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【ミッシー】ミッシーというファッションのジャンルについて知りたい!

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 先日そごう神戸店に行きました。
 
 エレベーターにのっているときにぼんやりと「何階に何がありますよー」って表示を見てて「あれ、、、?なにあれ、、、??」って思う単語を発見。
 
 それこそ、「ミッシー」。
 ※5階のところ参照。
 
 いやほんと三島由紀夫とか、ダイヤのAのミッシーマとか三島姓のアダ名にしか思えない。
 
 もし「いや、それ普通の単語やん」と思われた方には本当申し訳ないですが何の価値もないであろうブログです。
 
 ということでミッシーについて考えてみます。
 

 


 まずは他のフロアとの比較を。

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 【6階】

 6階は「ミセスプレタポルテ」とチェリーサイズ(小さいサイズ)とノーマル。
 ノーマルはたぶんノーマルサイズってことかと。
 
 「プレタポルテ」はパリコレなんかでもよく聞かれる単語ですね。
 

プレタポルテフランス語: prêt-à-porter)とは、既製服の事。

 

フランス語でprêt(プレ)は「用意が出来ている」、porter(ポルテ)は「着る」という意味であり、à(ア)は不定詞を導く前置詞である。英語直訳すると ready to wear、あるいは、ready to carry にあたり、「そのまま着られる」「そのまま持ち帰られる」とも訳せる

 ということで店舗に普通に販売されている既製品のことです。
 「ミセス」なので若者向きではない婦人服の既製品売場、ということですね。
 
  ・Miss「ミス」未婚の女性
  ・Ms.「ミズ」女性
  ・Mrs.「ミセス」既婚の女性
 
 これですね。久々に思い出しました。
 

 

 【6階テナント】

 ちなみにそごう6階のテナントを確認してみます。
 6階にプレタポルテと書いて5階が婦人服ってことは6階のほうが高級感があるテナントがずらり、としているのでしょうか。
 

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 と思ったらフロアマップは保存できなかったのでスクリーンショットを。

 見にくいですが「ユキコハナイ」「ユキトリヰ」「ミッソーニ」「ヒロココシノ」といった「あぁ・・・なんとなくわかる。」といったイメージ通りのテナントが。

 

 

 【5階】

 では肝心の「5階」を見てみます。
 「ミッシー モアサイズ(大きいサイズ)」です。
 6階とサイズでわけるのって、女性は行きにくかったりしないんですかね。
 それも「チェリー」に対して「モア」って・・・
 もっと!私にサイズを!!か・・・
 

 

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 「マッキントッシュロンドン」「シンプルライフ」「ロレーンラルフローレン」「23区」などなど。

 なんとなく上のフロアと区別がつきにくいのと、自身になじみがないブランドなんであくまで印象ですが6階よりは若いイメージが。

 

 うむ。。。

 まったくミッシーに繋がりそうなヒントが見つかりません。

 「6階より若そう」「ミセス、ミスのつながりでミッシーじゃなかろか・・・」程度のヒントから私には答えを見つけ出せません。

 ここはインターネット様にお願いしてみます。

 

 

【ミッシーとは】

style.nikkei.com

 日経のこんな記事が出てきた。
 一部抜粋。
 突然だが、「ミッシー」という言葉をご存じだろうか。現代の若者にはピンとこないかもしれないが、いわゆるヤングミセスを指す業界用語だ。一昔前までどこの百貨店のフロア案内でもよく見かけた言葉なのだが、いつの間にか都心の百貨店ではほとんど見なくなってしまった。その背景を探ってみると、日本の女性のライフスタイルの変化が大きく関わってい ることが分かった。
 
 「ヤングミセス」!!30~40代くらい・・・??
 なるほど6階より若いと感じた感覚は間違っていませんでした。
 そかー、昔はどこにでもあった単語なのか。
 
ミッシーの英語表記は「missy」。英和辞典には「お嬢さん」「若い娘」などとある。日本では「ヤングミセス」「ミスのように見えるミセス」の意味で使われることが多い。
 なるほどー。30~40代ってことで一応正解なのかしら。
 
 「伊勢丹が『ミッシーカジュアル』という名前を使ったのがきっかけ」と話すのは、ファッションコーディネーターの西山栄子さん。伊勢丹新宿本店(東京・新宿)が71年4月、巨大市場を狙って「ミッシーカジュアルショップ」を開設。いち早く東京スタイルや三陽商会など大手アパレルが開発した「ミッシーカジュアル」ブランドをそろえた。

 71年といえば、ミニスカートを初めてはいた感度の高い団塊世代女性が、当時の平均初婚年齢である24歳に達した時期と重なる。

 従来のミセス服がセットアップスーツなどフォーマルな印象だったのに対し、カジュアルで着こなしに取り入れやすいデザインが受けて大ヒット。同年秋にはショップのあった新宿本店3階が「ミッシー」中心のフロアになった。追随する百貨店も相次ぎ、「ミッシー=若いミセス」として全国に広まったようだ。

 三越伊勢丹ホールディングスは「米国で日本の団塊と同世代にあたる新しい生活感覚を持った25~29歳の若いミセスが『ミッシー』と呼ばれていた」(広報)と説明するが、詳しいことは分からない。

 うわ、大嘘でした。25~29歳ですって。
 そして伊勢丹が広めた言葉なんですね。
 伊勢丹って当時からアパレルに影響力を持ってたんかーと驚き。
 そして70年代初頭には20代半ばのひとが上記のようなブランドを身にまとってたんですね。
 自分自身への投資、の一環だったんでしょうかファッションも。
 今のその世代で上記のブランドを身に着けてそうな子ってたぶんそんなにいないですよね。 
 ユニクロとかセレクトショップ率が高かったり、逆にがっちりヨーロッパのブランド物で身をつつんでいたり。
 
 
 ううむ、なんか時代の流れを感じてしまった。
 1933年開店のそごう神戸店。
 1969年に増改築して新装開店しております。
 71年にはじまったブーム、早急にその流れにのっかり当時はすごく華やかなフロアだったんでしょうね。
 ううむ、なんだか時代の流れ、それをおいかける難しさ(コスト、センスなど)などなど多様な哀愁を感じてしまいました。
 
 「ミッシー!!懐かしい!!」という方。ぜひそごう神戸店へ。
 今年5月にエイチツーオーリテイリングに10月1日での譲渡が発表されており、「阪急」になると報道されております。
 そのタイミングでこの「ミッシー」という看板もなくなるかもしれません。
 
 たかが看板1枚。
 されどそこになにか歴史を感じた、という話でした。
 
 

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