【くるみの木一条店】画像いっぱい。奈良を代表するカフェでおっさん二人女子力アップ!!【飲食店<奈良・新大宮>】
奈良を代表するカフェ、くるみの木。
奈良のカフェ文化はここからはじまった、とも。
前回のブログで「近鉄新大宮に行きました」という内容のブログを書いたのですが、奈良市内の観光であれば近鉄もしくはJRの奈良駅が最寄りなのに近鉄新大宮駅に知人と待ち合わせした理由がこちら「くるみの木」への訪問の最寄がこちらの駅だったため。
1984年、空間コーディネイター石村由紀子さんがオープン。
奈良でカフェを語る上で外せないお店。なんといっても「カフェ」という概念がなかった時代からこんなお店(当時からどれくらい変化しているのかは存じませんが)を作られたこだわりのもとへお客さんが連日通うようになり現在に繋がっているそう。
めちゃくちゃ個人的な見解として「奈良の地域活性化」には石村さんと映画監督の河瀨直美さんの行動、行政とのかかわり、中川政七商店さんの発信、そんでもってキンキキッズ堂本剛くんのメディアでの奈良についての発言がめちゃくちゃ大きいと感じます。あくまで外側から触れていての感覚ですが。
それくらい奈良県、奈良市にとっては重要人物のかたが30年にわたって運営されるカフェ。もう素敵であることは間違いないですよ、これ。
そんなくるみの木は30年以上を経ても、まったく色あせない空間。
食事だけでなく、雑貨なども加えていまや奈良観光スポットのひとつではないでしょうか。
新大宮駅からは知人の車で送ってもらいました。
もちろん「おしのびデート」ではなく知人は同い年のおっさん。
おっさん二人で、女性に大人気のカフェに突撃です!
【くるみの木一条店へ】
お店のすぐ横にJR大和路線がはしっておりまして、ちょうどお店の手前に踏切があります。渡ったらすぐ右手に駐車場の入口があるのでご注意くださいませ!(過去に来たとき”渡ったらすぐ左にお店・・・”と思いながら踏切渡ったらほんとにすぐお店であわあわしてるまに駐車場の入口を通り過ぎた経験あり)。
駐車場広いです。
が、ポイントは「ごはん時はえらいことになってるやろうから比較的空いているとされる時間に行こう」ということで15時過ぎに訪問してのこの感じ。
食事も有名ですが、カフェなんで喫茶の時間にも強い。
いっときのカフェブームみたいなもん、なんのその。
こちとら30年以上やってきてるからブームに左右される程度の地盤じゃないのよ、という貫禄がひしひしと伝わってきます。すげー。
入口の看板。
こちらの中心に設置されている椅子と看板にも物語が。
後ほどメニューで見たのですが、看板はオープンして3年後(ってことは1987年。この看板も30年以上!)に木工作家三谷龍二さんが作られたそうです。
そして30周年を迎えたときに、椅子の残り半分を送ってくださったそう。
もちろんどちらもお店の大切な宝物、と書かれていました。
え?なに?泣けるんですけど。
30年続くと信じていたからこそ、手元に置き続けていたんだろうし、ちゃんと覚えていたんだし、すさまじい関係ですよね。
残り半分を渡すときの三谷さん、受け取った石村さんの気持ちを考えたら感動。
看板から横を見るとお店の入口が。
訪問時はこのような企画をされていました。
かわいい入口をはいります。
飲食スペース以外も色々とあるので地図もあります。
お洒落なお店なので視認性よりもお店のイメージ重視。おじさんは目を凝らさないと見えないという(笑)
入ってすぐ右手に待合室が。
15時に伺っても数組待ちがありましたので、きっとここで過ごすことも多いかと。
【待合室】
待合室。やばい。これまでの自分の人生における「待合室の定義」が崩れていく。
これは「貸し切り可の別宅」です、僕の概念では。
窓も大きくて光もいっぱい入ってきてここなら気持ちよく待てますねー。
本棚もあるので、読書して時間を過ごすことも出来ます。
窓が大きいので光がたくさん。
すぐ隣が線路で時折大和路線が走るのでお子様がおられても楽しいのじゃないでしょうか。
【庭でも時間を過ごせます】
せっかくなので庭も散歩してみます。
気候が心地よければ、テーブルもありますよー。
入口からお店の横を歩いていくように庭を散歩できます。
「入らないでね」
こんなかわいい看板で言われたら、入るわけない!!
庭に、以前にはなかった建物が出来てる!
インテリアの販売をされているコーナーのようで、見たいときは雑貨店のスタッフさんにお声掛けすると見れるそうですよー。
【cage】
庭の奥には雑貨店があります。
なにこれ、ジブリ?めちゃお洒落なんですけど。
おっさんの女子力がどんどん高まっていくのを実感してしまう風景キュンキュンする風景。
ちなみに「ケージ」ではなく「カージュ」と読みます。
奈良だけでなく、各地の雑貨や食品を手に取ることが出来ます。
扉の向こう側は服飾コーナー。
雑貨好きのかたは、待ち時間を過ごすためだけでなく、十分立ち寄る価値のある質の良さです。
どれもこれも美味しそう。
あ!淡路のツヅキ×森果樹園さんのなるとオレンジのジュースが!!
さてさてついに店内へ行くことになりました。
ちなみに店頭にもメニューが貼られているので内容を確認することが出来ます。
この店といえば、の「季節のメニュー」はさすがに15時に訪問すると売り切れてました。
これを食べたい人は、待ち時間を覚悟して早めの訪問が必要。
今回はおっさん二人、1500円もランチに使う余裕ねーよ、ってことで元々選択肢から外していたのでOKです。
店内。
15時ですよ!15時!!
意外と食事をされているかたも多かったので、僕たちと同じようにこれくらいの時間を狙ってくる方も多そう。
見ていただけるとわかるかと思いますが、お店のあか9割女子。奥にカップルの男子が一人いましたが男性それだけ。
でも全然大丈夫!お店のかたもあたたかく、そして明るく接してくださるし、怖くないよ!男子諸君!
※営業時間の注意※
曜日問わずOPENは11時半なのですが、営業時間は月曜日から木曜日は17時半までの営業!ラストオーダーは食事が15時、カフェが17時です!僕たち、このあたりの下調べせず、ミラクルで金曜日の訪問でした・・・ごはん食べれないところでした・・・ぎりぎりセーフ!!(笑)
金土日は21時までの営業で、注意は祝日!なんとなく週末と同じで「21時まで」と思いこんでしまいそうですが「19時」までの営業です。ラストオーダーもそれぞれ異なりますので事前にチェックしておいたほうが安心です!
話を戻しまして。
ちなみにお店の奥の扉からもcageに入ることができるので、注文してからお料理が到着するまでに少し覗くこともできます。
ランチメニュー。
どれも美味しそうですが、一番お店独特の雰囲気が出てそうな「ひじきと豚肉の混ぜご飯」というメニューをチョイス。
知人はまさかの「お昼食べてきた」という理由で
そば茶のブランマンジェを。
なんやねん!お前まで女子力あがってるやないか!!
ブランマンジェてなんやねん!!
で、これまた「奈良町にあるそば処玄のそば茶使用」とのこと。知人曰くそば処玄も有名なお店さんらしく、調べてみたところこれまた雰囲気の良いお店で評判も良い!
https://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000052/
いやー、おっさんたちの女子力を高める聖地ですな、ここは。
【メニュー】
ちなみにこの日は売り切れていましたが、季節のランチはこんな感じです。
週替わりで献立をかえていかれるという凄さ。
おまけにどのランチもこだわっているのが見える。
せっかくですのでメニューを見てみます。
コーヒーにもこだわりが。
「開店当初からかわらず奈良で焙煎されたものを使用」とのこと。
こういう昔からのお付き合いを大事にされるスタンスとか好感度高いですよね。
ということでアイスコーヒーも注文。
植村牛乳さん。
明治17年創業。奈良の町中に牧場があります、とのこと。
え?すごくないです??
牧場といえど牛舎がひとつあるだけだそうですがすでに4代目。
15名の知的障害者の採用など。
めっちゃ素敵。
レストランもあるみたいで、ソフトクリームも美味しそう。
場所はどこやろ、奈良といえど山のほうかな、などとアクセスを見たところ「般若寺の前くらい」じゃないですか!!
大阪から下道で奈良いくときに通ってるあたりやんか!!
ここも行きたい!!
もちろんくるみの木さんでも牛乳が頂けます。
大和茶。
大和地方宇陀郡のものを使用。
空海(弘法大使)が中国から持ち帰った種子を806年にこの地方に蒔いたのが発祥と言われているそうです。
こちら看板の素敵なストーリーが書かれたページ。
季節のジュースも美味しそう。
くるみの木さんが2004年から運営される秋篠の森ではウエディングも出来るそう。こちらにもレストランあるようですので行ってみたいですね。
【お料理到着】
お料理到着。
かぼちゃがシャレオツ。
ごはんにひじきの甘みがばしっとうつっていて優しいお味。
一品ずつ丁寧なお料理。
そして意外にもボリューミー。
いただく前は「これじゃおなかいっぱいにならないよー」とか言ってたのに、ちゃんと満たされました。
ちなみにトイレが難易度高くて、男女入口一緒で便器ごとにわかれている、程度なんで変な罪悪感があり「誰かくるまえに早くしないと!」と焦ります。
男子諸君はこちら要注意でございます!
食事がおわるころ、16時くらいにはさすがにこんな感じになってました。
スタッフさんの対応、料理、お店のそとも含めて店舗の雰囲気などなどさすがに奈良を代表するカフェ。
大満足の時間を過ごさせて頂きました。
ぜひ奈良に来られる際にいかがでしょうか。
僕は大阪から下道で奈良に行く途中に立ち寄る、という方法で何度か来ました。
車だとそのまますぐに奈良公園に行けるので便利ですし、新大宮からならそのまま店の前の道1本で法華寺、海龍王寺に行けてそのまま平城宮跡、朱雀門などに観光にも行けますし、奈良中心から離れているようで使い勝手のよいお店さんかと思います。
くるみの木を出たあとは下のブログ2つへ訪問しました。
よろしければ旅のスケジュール検討のおともにご覧くださいませ。
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