【木彫フォークアートおおやの世界】木彫りてほんとすごい!民藝好きならず楽しめる作品たちが阪急百貨店にズラリ!【イベント】
日本で唯一の木彫芸術「フォークアート」の全国初の公募展「木彫フォークアートおおや」。
フォークアートとは?っていうのは公式SNSに説明がありました。
フォークアートのフォークは「人びと」の意で、フォークソング(民謡)とかフォークロウ(民俗学)とかいったように用いられる。したがってフォークアートは人びとの生活に密着し、その喜怒哀楽を表現する芸術である。とくにわが国は木の文化を特質とするから木彫が発達した。その「木彫フォークアート」が二十年を経て、今やわが国の多くの美術コンクールなかで、最もユニークな美術展として定着し、過去の入賞作品を展示する館もつくられた。但馬の一隅に蒔かれた一粒の種が芽生え、生長して巨木となりつつある。
「但馬」とありますが、なんとこちら兵庫県養父市の取り組みらしく。「ひょうごのはなし」とかいうタイトルをつけていながら全く存じておらず。。。今年で25回を数える公募展。受賞作品をすべて養父市が買いあげて、施設まで作ってるということですごいですね。
【阪急梅田店にて記念展開催中】
なぜ急にフォークアートについて語りはじめてん、こいつ・・・と思われそうですが、実は先日偶然阪急梅田店に立ち寄った際に、イベントをしているのを発見。
僕梅田の9階の祝祭広場っていうイベントスペースを見に行くのが好きでして(さすがの阪急でいっつもメンツから装飾からすごい)この日も知人との待ち合わせに少し時間があったので催事スペースを見て、振り返った際にこんな風景が。
正直この段階では、先述の「フォークアートとは」なんて全く知らず、「おおやさんという有名な人の木彫展」くらいの印象。ポスターに載ってる作品たち可愛いなぁ、程度でした。
11月21日~11月26日の期間限定。
お、入場無料です。
せっかくですし、作品も可愛いし覗いていきますかー。
会場はこんな感じ。人いっぱい。
にぎやかやし楽しそうやんーと会場に入って「??」となる。
「養父市」と書かれた施設の写真が飾られています。え?養父市に縁があるの??「大屋市民センター」ってことは「おおやさん」のイベントじゃないのか。
明延鉱山まで。どうもこれは養父市主導のイベントらしいぞ・・・
山田洋次監督からコメントが。このあたりで「そういえば”公募展”って書かれてたな」と気付きまして、山田洋次監督は過去に審査員として参加されたこともあるらしいんです。すごいな!養父市。
ここで木彫フォークアートとはなんぞやを知る。
ということでここからは僕が気に入ってスマホでパシャパシャしてた画像をペタペタしていきます。
このイベント、めちゃくちゃよかったんです!
26日までなのでタイミングが合わない人、イベントは気になっていてもこのブログを目にされる方がおられるか不明ですがひとりでも多くの人に行ってもらいたいと思える素晴らしい空間だったので、もしも行くきっかけになることがあればと。
なんで養父市で木彫りが?みたいなことはおいおい調べて追記していくのでまずは画像をご覧くださいませー!!
【グランプリ作品】
まずは手前の、たぶんグランプリとか評価の高い作品が並んでるスペースから(正直僕は違いもそんなにわからず全部楽しかった)
ポスターにもどんと掲載されていた作品。可愛い。
宮崎駿感というか、火垂るの墓感というか。昭和を感じる。
なるほど、フォークアートはこういう感情になることか??
これ木彫りかー、すごいな、とか思ってましたが、まあここから見る作品どれもすごくてもうよくわからなくなっていきます。
めちゃくちゃ可愛い。
可愛くて違う角度からも。
これが木彫りだと・・・!!??
おっさんが跳び箱。
頭ににわとり。
頭の部分は元々の木の特徴を活かした作品。
そんな技術的なことより、ジョジョ第二部あたりの気配が漂っていて大好き。
木彫りだからこんなことだってできちゃう。
どの作品を見てても思うけど、最後の最後でミスったらどんな気持ちなんやろう。
木でこんなもんまで作ってしまう。これも「フォークアート」なんかー。深いなぁ。「昭和ノスタルジー」だけではないのね。
アートフォークがなんぞやはわからなくなる(笑)
たしかに僕こんな体制でテレビ見てるわ。
【次のスペースの作品たち】
つかまり立ち出来たくらいの男の子。超絶可愛い。悶絶。
可愛すぎる・・・そして改めて木目がしっかり出ているのを見て、木彫りであることを再確認。
これも大好き。
とうもろこし食べたくなる。
身体測定。なぜこのシーンを作品にしようと・・・と思ってしまう作者さんのセンスが最高だなーと。大好き。
かわええー。
びよーん。
猫。
5人衆。真ん中が諸見里(滑舌の悪い芸人)に見えて素敵。
かば。逆立ち・・・「ばか」ってこと??
どう木彫りをしたらこうなるのかさっぱりわからない。
でっかいのも。
坂本龍馬がスクーターに。
【購入も出来る】
ここまでの画像たちはグランプリ絡みなので養父市が買い上げている作品のようなので販売はないですが、ちゃんと購入できる作品たちも用意されています。
一部こんな風に複数用意されておられる作品もありましたが基本的には一点物。
めっちゃ素敵。
この親方で7万円くらい。1点もので手間暇かかってるしまぁそれくらいになってしまいますかね・・・ここまで「めっちゃ楽しいやん!記念になんか買って帰りたいな!」と思ってましたがここで断念。無理だ。僕のお財布事情では。
これもほんとよかった。
なんとなく松本大洋の世界観が見えたの。
75万ほど。無理すぎた・・・
どれも可愛い。
ジェームスディーン風。
64,8万。ふへー。
ひな人形!!これはいい!!これなら毎年使えるから実用性もあるし可愛い!!
と思ったら既に売約済。くそー先こされたなーっていうか45万。僕には無理すぎた。
これも可愛かったなー。
【実演も】
実演も。
細かく作りこみというよりは、ざっくりとした形に彫るところまででしたが、なかなかの臨場感。こんな集中力のいる作業中に急に声をかけていくのがさすが大阪の女性たち。パワフルでした。
木彫フォークアートおおやの世界、めちゃくちゃ楽しかったですよ!!
生で木目なんかを見ながらだとまた技術力に震えます!
「面白い作品」「懐かしくてほっこりする作品」ばかりで堅苦しい空気もなく、入場料も無料!
26日までですが、お時間があればぜひ!!!
同期間、向かいのスペースでたなかしんさんのエキシビジョンも開催中ですので合わせて訪問出来て、どちらも無料!お得です!