ひょうごのはなし

大阪生まれ大阪育ちの私が、仕事を通じてすっかりはまったひょうご五国の魅力を食を中心に伝えていくブログです。

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【せんば自由軒】難波と船場の自由軒ってどこが違うのか、を調べながらインデアンカレー&ハイシライスを満喫【飲食店<大阪・本町>】

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 「自由軒」といえば、大阪の人間には非常に認知度の高いカレー屋さん。自由軒の名前を関したお土産なんかも新大阪駅で見かけたことあります。

 千日前のお店には何度か通ったこともあるのですが、お店はここにしかないと思っていたところ、本町にも「せんば自由軒」なるお店があったので訪問してみました。

 

 

自由軒

 千日前にあるお店は常に人が溢れている人気のお店で、創業1910年、すでに創業100年を越える老舗店です。

 稀代の小説家・織田作之助が有名な「夫婦善哉」の構想を練るため千日前の自由軒に通ったそうです。その際、二代目の店主・吉田四郎さんが織田さんのサインと写真をいただき、それは現在でも自由軒本店に飾られているそう。あったかな。。。

 

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 こちらが千日前にある自由軒。歴史を感じるたたずまい。
 

 「千日前にしかお店ない」と思っていたのは大きな勘違いで、2002年には天保山マーケットプレイスに出店(海遊館とかあるエリア)、難波の本店で作ったカレーを毎日運んでいるそう。

tabelog.com

 

 2008年には天神橋に「洋食ダイニング自由軒」なるお店もオープンされているそう。

 全然知りませんでした・・・

tabelog.com

 こちらは残念ながら閉店されていました。

 

 あれ・・・大阪難波に本店のある自由軒のホームページには「せんば自由軒」という文字がない・・・それどころか2010年に

2010年2月25日に「自己破産申請へ」との報道がありました株式会社自由軒(せんば自由軒大阪市中央区船場中央 3-3 9B-203
は、当社とは全くの別会社でございます。

との書き込みが・・・

 

【せんば自由軒

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 今回訪問させていただいたせんば自由軒とはなにものなのよ・・・と更に調べてみます。

 

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 せんば自由軒のホームページを見ると創業は1910年、そこからの歴史は大阪難波自由軒と同じものが描かれています。

 

 道がわかれるのは1970年。第2創業者の5男である「吉田 憲治」さんが、大阪市東区船場中央で、「せんば自由軒」(株式会社自由軒)設立。

 自由軒が株式会社になる前、合名会社自由軒だったころの「総料理長 早野 賢造」が、「せんば自由軒総料理長」として開業しております。

 元々第二次世界大戦のあと、従業員などもなかなか戻らず再建も厳しいとされたなか、総料理長早野さんを呼び戻し創業時の味を取り戻すきっかけをつくったのは5男の憲治さん、第二創業者である父が1942年に亡くなり、母が1964年になくなった翌年に役員を解任、その翌年に次男が「千日前自由軒」の立ち上げ、となかなかややこしい身内の関係がありそうです。

 

 ここからが具体的には書かれていないのですが「元祖は”あちらとは一切関係ない”と言い、せんば自由軒は”元祖の伝統の味を引き継いでいる”」と言う、世の中に色々あるよね、こういうの、という関係が始まっているようです。

 

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元祖である大阪難波自由軒がその味を守るために、大阪数店舗の経営に展開を押さえ、今も創業家一族が運営しているのにたいして、せんば自由軒は関東への出店、レトルトの展開など拡大化路線。全国に「自由軒」の名前を広めたのは、皮肉にも元祖ではないせんば自由軒の経営。こういった経営戦略の違いから両者の関係はどんどんと悪化していったそうです。

 

 大阪以外のひとで自由軒を知っているかたがいたら「せんば自由軒」の商品であることが多いようです。

 そんなせんば自由軒は拡大化路線の結果、景気低迷の影響での売上減少、多店舗展開に伴う多額の借入金が資金繰りを圧迫、事業が立ち行かず2010年に負債総額約4億5000万円をかかえて自己破産。

現在は東京に本社を構える株式会社ベクトルという会社が運営をしているようです。

 

 

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 ううむ、長くなりましたが自由軒の関係が理解できてすっきりできたところでせんば自由軒初訪問のお話を。

 

【外観】

本町の駅を降りて地下を歩こうとするとこんな風景が。

 

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 あら、自由軒じゃないの・・・「せんば自由軒」って響きは聞いたことあるなー、こんなところにあったのねー!!とテンションあがります。

 

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 お昼時なのでよく賑わっております。

 

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 本町駅だと9・10番出口が近いようです。

 

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 飲食店がいっぱい並んでいるエリアにあります。

 

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 なかなかに興味深いお店が多いエリアでございます。

 この看板もかわいいなー。穴子美味しそう。

 

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 ランチもあります。680円。リーズナブル!

 

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  本日のおすすめカレーなるものも。

 

食品サンプル

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 めっちゃでっかい食品サンプル。こちらの名物インデアンカレーです。

 

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 カレー+揚げ物、みたいなセットメニューもいっぱいあるようです。

 

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 オムライスも。

 

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 よーし、せっかくやし食べて行くことにしましょう。

 看板には「商標登録」と書かれています。確認すると「せんば自由軒」の商標は2005年に取得されています。が「自由軒」の商標もこちらせんば自由軒側が取得していました。それも1999年の段階で。これはずいぶんと生々しい関係になってるんだなぁ・・・

 (次からは千日前のお店に行く、と決めた)

 

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【店内】

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 入口入ってすぐにレジ、U字カウンターの客席、まわりを囲むように小さめのテーブルたち。という店内。

 

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 風情のあるライトなども含めて、昭和テイストバツグン。

 メンテナンスはされているでしょうが、大きなリニューアルはなく昔ながらの風情で続けてこられている印象。自己破産によって運営がかわった際にも大きく手が入っていないような印象です。 

 

【メニュー】

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 なにを食べましょうか・・・

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 やっぱりインデアンカレーですかね・・・

 

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 久々の訪問やしハイシライスも食べたいなぁ・・・

 

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 裏面にはボリュームバツグンのメニューもたくさん掲載されております

 

 ・・・

 

 ん・・・??

 

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 こ・・・これは!!!

 

 インデアンカレーとハイシライスがハーフ&ハーフで頂ける魅惑のメニュー「インデアンカレー&ハイシライスのハーモニー」!!!

 これっきゃないですね!ということでこちらを注文。

 

 あ、メニュー、四か国語表記の対応されていますね。

 本町という観光客にはそんなに縁のない町ですが、ビジネスで海外のかたも訪問される機会が多いんでしょうか。

 

【お料理】

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 まずはスープが到着。

 

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 お水と食器も登場。

 

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 こちらもがっつりと正統派をアピール。

 

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 そして到着!「インデアンカレー&ハイシライスのハーモニー」!!

 

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 自由軒名物のカレーがすでにごはんとまぜまぜしてあって、真ん中に生卵が落とされているやつ&それのハイシライスバージョン。

 

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 ああ、久しぶり、うまそー!!

 

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 ちょいとソースも垂らしてみたりして・・・

 

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 ぐしゃぐしゃー!!っとして・・・

 

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 いただきまーす!!

 うまうまです!!

 

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 自由軒のカレーって、大阪ではよく知られているのですが、実は苦手な人も多い気がします。ずばり「味が濃い・・・」ではないでしょうか。白米感がないことからか、確かに喉かわくんですよねー。

 そこをハイシライスで口の中に新しい味を送り込むことで調整できてこりゃええっすわー。

 とは言うものの、ハイシライスも味が濃いので、水は手放せませんが。

 

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 登録商標 せんば自由軒

 

 いやー、もうお家騒動なんてどうでもいいですわー。

 久々の自由軒、満喫させていただきました。

 

 御馳走様でした!!

 

交通手段

大阪市営地下鉄改札を出て、センタービル9号館の案内に従って進み、入ってすぐ。

本町駅から184m

営業時間

11:00~22:30(L.O22:00)

定休日

日曜・祝日

 
 
 
 
支払い方法

カード可

JCB、AMEX、Diners)

席・設備

席数

40席

個室

貸切

(20人~50人可)

禁煙・喫煙 全面喫煙可
駐車場

船場センタービル駐車場をご利用ください。

  

 ビジネス街のお店だけに日曜日祝日がお休みなのが要注意ですね!

 

 

 

 

 

 

【ぱの家】パスタ界のファーストフード店は”人をダメにするソファ”を販売する会社の新業態なんですって。日替わりパスタがワンコインが熱い【飲食店<大阪・本町>】

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 「ぱの家(ぱのや)」という、口に出すとなんとも力が抜けるような、そして頭に残る店名。

 2017年12月オープンのこちらのお店。チェーン店を思わせる外観、印刷物ながら店舗はこちらだけみたい。

 

 「パスタの店はお洒落、女性ばかり」といったイメージを覆して男性でも気軽に立ち寄れるお店、牛丼ファーストフード店のような店内、価格を意識したファーストフード型パスタ専門店。とのこと。

 

 通るたびに気になりつつ、「美味しくないんやろなぁ」とスルーしていたのですがどうにも興味が収まらず、嫌いなものほど気になる。あぁこれは恋か。嫌い嫌いと言ってるけど本心では好きなんじゃないだろうか。などと想いを馳せまして、そんななか、こちらの運営が「人をダメにするソファ」YOGIBOを取り扱う株式会社ウェブシャークさんの新業態と知りもう興味は最高潮。「まずくてもいい!この恋心を収めてください!!」と初訪問させていただきました。

 

【お店の場所/外観】

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 ぱの家。下に「PANOYA」と書かれているので「ぱのや」と読むようです。

 

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 目の前は中央大通り。

 本町から阿波座に向かって南側の道を歩いていくとなにわ筋に出る手前くらいにお店があります。

 ビジネス街のという立地から、男女問わずビジネスマンをターゲットにされているのかと思われます。

 

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 日替わりランチ。

 曜日ごとにパスタの種類が決められていて、レギュラー価格650円~750円程度のパスタがワンコインに。お得!!

 

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 おぉ!!テイクアウト350円なんてお得なものもあるのね!!!と思ったのですが・・・

 

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 12時ちょい過ぎの段階で完売。はっやー!!!

 これをGETするのはかなりハードルが高そうです。

 

【メニュー】

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 メニューブック。

 

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 こんな感じで曜日ごとにパスタがワンコイン。

 スープも飲み放題です。

 また100円でフォカッチャ、サラダ、ドリンクをつけることも可能。

 

 訪問した日はたらこクリームパスタ。最高。それでお願いします。

 うーん、奮発しちゃう!フォカッチャもつけといてー!!と注文。

 

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 スープ付きでなかったら通常価格で380円から食べれる・・・!!

 

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 釜揚げオイルスパなる「それ、美味しいの??」なパスタなんて280円ですがな。

 そしてパスタをシラタキ(シラターキ)に変更することも出来るのでダイエット中の人にも安心。

 

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 ここすごいな!と思ったのがまずこちらのドリンク。

 モエ・エ・シャンドン 9980円也。

 ここでええ酒のんでパスタ食べてる人を見てみたい・・・

 

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 カウンター席に座っていたのですが、目の前にこんなパネルが。

 オーナーVS料理長の頂上決戦。

 

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 あらためてメニューを見ると、以前も同様の対決があったようで結果発表されています。期間限定メニューをオーナーVS料理長という形でされて注文があった数で勝敗が決定、ちゃんと発表されているあたりが常連さんは面白いですねー。

 

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 今回2パターン見ただけなのですが、オーナーが「パスタなんてこんな感じで美味しいんちゃうの?」とパスタを軽くみたスタンスの限定メニュー、料理長は「パスタをなめるな!本気を見せてやる!」と正統派の工夫されたメニュー、ということで、面白いメニューへのチャレンジ、パスタ専門店としての価値を上げるメニュー、両方が打ち出せていて面白いな、と。

 

【パスタ到着】

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 パスタ到着。うまそーやんか!!

 ちゅうか早い!!!

 「会社の昼休みにでも気軽に立ち寄ってもらえるように3分で提供すること目指します」とのこと。

 そうそう、パスタ茹で時間7分、とかサーブされるまでの時間を考えると、なかなか昼休みに行きにくいんですよね。これは素晴らしいですね。ありがたい。

 テレビでも見かけたことがありますが「水に数時間つけておく」ことで茹で時間を短くされているようです。

 

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 並のままの注文ですが、ボリュームはそれなりにありそう。

 「2口でなくなるわ!」みたいなパスタ苦手な私としてはボリュームあるのはうれしや。これは大盛りもきっと期待に応えてくれることでしょうと予想できます。

 

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 まーぜまぜ。

 たらこがいっぱいでおいしいー!!

 パスタは茹で時間の都合もあるのでしょう、細目(1.4mmかな)で、個人的には太目好きなんで残念におもったのですが、たらこがよくからんでおいしゅうございました。

 

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 調味料はめっちゃ揃ってます。

 自分好みにカスタマイズできますね。

 そう思ったら釜揚げオイルパスタもなんとかなるんかもしれん・・・

 

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 よし!ブラックペッパー投入!!!

 うまうまです。

 

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 フォカッチャ。もっちもちでおいしゅうございました。

 

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 スープはファミレス方式で自分ですくいに行きます。

 シンプルなコンソメスー プ。

 

 ワンコイン(+フォカッチャ100円)でこのクオリティなら大満足です!

 席も多いし、ファミレスの雰囲気も若干漂っているので、おっさん一人でも入りやすいお店でした。

 これは軽くパスタを食べたいときにはまた利用させていただきます!

 

【スパゲッティドーナツ】

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 会計時にレジの横でこんなのを発見。

 スパゲッティドーナツ日本初上陸。ALL200円。

 2018年9月から販売されているようです。

 

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 どういうことや。これがパスタを固めてるってこと??

 気になるなー。

 今度行ったら買ってみます!

 

 デートで使うお店ではないかもしれません、一人、友人と軽くパスタを食べにきたりグラスワインをちょっと飲んでみる感じのお店かと思いますが、個人的には価格以上の価値を感じたのでまた訪問したいなーと思う次第でございます。

 

 あとは椅子がYogiboになるのを待つばかりですな・・・

 

 

交通手段

地下鉄中央線 本町駅より徒歩3~5分

西大橋駅から653m

営業時間

11:00~23:00(L.O.22:30)

日曜営業

定休日

無休

 
 
 
 
支払い方法

カード不可

電子マネー不可

席・設備

席数

59席

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙 完全禁煙
駐車場

 

 

 

【鈴蘭】クローズファンには見逃せないネーミングのお店は懐かしさいっぱい、街の中華屋さん【飲食店<神戸・鈴蘭台>】

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 前回のお店にたどり着くまでのブログが長くなりすぎてしまい、思わず2つにわける形になりましたが、前回のブログの最後で紹介させていただいた「鈴蘭」のご紹介をさせていただくブログです。

 

 

 鈴蘭。

 男の子たちがヤンキーに憧れるきっかけになる「クローズ」「ワースト」などの舞台となる鈴蘭高校と同じ名前のヤンキーイズム溢れる店名です。

 

 

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 中国料理 鈴蘭。

 

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 御土産コーナー。テイクアウトも出来るようです。

 

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 営業中。

 ガラスが割れてヤンキーが蹴り飛ばされてくるような不良ぽさは感じらず、昭和レトロであり下町の昔ながらの中華店の味が溢れているのですが、入口まわりの丸い切り抜きのせいか、赤いタイル?のせいかモダンな雰囲気も残るファサード。

 シャッターの真ん中の柱を残したままなあたりがお店の方が年配(毎日取って片づけるのが大変なお店によくある風景)なのだろうと思われます。

 

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 ええ雰囲気やで、とこちらのお店にはいることを決定でございます。

 

【鈴蘭店内】

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 店内はなんともアットホーム。

 お店には予想通りご夫婦と思われるご年配のお二人。

 奥さん(かと思われる)が、椅子から立ちあがり注文を取ってくださり、厨房に旦那さん(かと思われる)に伝えるとまた座られます。ううむアットーホーム。

 

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 親戚のおばちゃんの家に遊びにきたような懐かしいこの雰囲気はなんなんや・・・

 

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 金魚が泳いでるあたりとかもアットーホーム感を強くする。

 

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  机の上のトトロがダメ押ししてくる。

 

 全然鈴蘭高校のヤンキー感はないですので、ファンの方は誤解なくお店に訪問してもらえれば幸いです。

 

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  そんななか、壁に不自然な感じでとりつけられた中華料理屋さんっぽい看板で、ここが飲食店ということを思い出します。

 

【メニュー】

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 こちら中華調理鈴蘭さんのメニューでございます。

 

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 ワンタン430円が一番先に書かれている。ワンタンがウリのお店なのかしら。

 

 でもこれから仕事があるしワンタンだけじゃ満たされないよなーということでこの店ではなかなか単価ランキング上位だと思われる「チャーシューワンタンメン 650円」を注文。いや、安いな。

 

 

【お料理】f:id:hyougonohanashi:20190329033334j:plain 

 到着!!

 

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 チャーシューいっぱい。

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 ワンタンもいっぱいー。

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 細麺。

 

 味などはこういう店お察し、という感じですが(焼き餃子のクオリティは高いという口コミあり)、独特の雰囲気がなんとも魅力的なお店です。

 

 クローズファン、レトロな食堂みたいな雰囲気の中で中華を味わいたいかたいかがでしょうか。

 

交通手段

西鈴蘭台駅から194m

営業時間

 

日曜営業

定休日  
 
 
 
 

席・設備

席数

18席

個室

 

 

 

 

【西鈴蘭台ぶらり】西鈴蘭台初訪問。食事にありつくまでの街ブラ具合をご紹介【スポット<神戸・鈴蘭台>】

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「鈴蘭台ってええところ」とよく聞いていたのですが、たまに国道を車で通る程度しかなく、どんな街なんかいなーとずっと気になっておりました。

 

 先日、はじめて神戸電鉄西鈴蘭台駅でおりて、予定までのあいだに駅前を少しうろうろした町の雰囲気をご紹介。

 本当はこの日ごはんを食べたずばり鈴蘭台、ということで今回訪問したのは「鈴蘭」という中華店でして、もっとクローズファンの聖地になったらええのに!という想いも込めてご紹介させていただきたかったのですが長くなりすぎたので別のブログにわけることにします!

 

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【母恩寺(ぼおんじ)】歴史の教科書で見たことのある後白河法皇のお母さんが都島に祀られているのです【寺社仏閣<大阪・都島>】

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 先日都島神社に行った際のブログを書かせていただきました。

 

www.hyogonohanashi.com

  ブログ内で書かせてもらったのですが、こちら都島神社の(旧・十五社神社)建立を命じた後白河法皇が、都島神社の北側に後日建立した生母を祀る母恩寺(ぼおんじ)へ行ってみました。

 

【場所】

 まずは都島神社の西側の鳥居を出て右側を向きます。

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 こんな感じ。がっつり町中にでて、ちょっと進んでいると左手に・・・

 

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 こんな風景が。絶対ここやで。ということでこちらへ進んでみますと・・・

 

【母恩寺】

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 どどん、と趣のある建物が。

 

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 法皇山 母恩寺。無事到着です。

 都島神社からだと徒歩2,3分の近い場所にあります。

 ここに後白河天皇のお母さんが祀られているのか・・・

 

 ただ残念ながら入口には木の柵が置かれていて中に入れないので、手前から覗いてみます。

 

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 肝心の扁額(へんがく)は門の柱で隠れて見えない。無念。

 

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 都島神社にもあった史跡旧跡解説の看板が。

 仁安3年(1168)に後白河天皇が、高野山に参詣される途中とくにこのあたりの景色を好まれ、ここに生母・待賢門院の菩提のためにこの寺を創建されました。

 寺の名前には「母后報恩」の意味がこめられています。

 往時は12の坊舎を有する大伽羅で、代々住職は皇女が務める尼寺でした。淀川の洪水や兵乱でしだいに勢いが衰え、一時は荒れ寺となっていたこともありました。

 寺宝として後白河天皇と待賢門院の画像のほか、享保4年(1719)の略縁起などがあります。

 一時はかなりのスケールだったようですねー。

 

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 横から。立派。都島神社の拝殿本殿と比較しても見劣りなし。

 

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 霊園があるそうです。

 

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  後ろから。

 

 すぐ近くの都島神社と合わせて、当時のこのあたりの風景に想いを馳せることのできる貴重なスポットですね。

 

【場所】

 

【BBB(バリバリビューティ)】松本家の休日にも出たばりばり美しくなれるラーメン!期間限定のラーメンのクオリティもやばい【飲食店<大阪・新町>】

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 大阪、新町にある「BBB」の看板。

 頭の中をよぎったのは「BBA(ばばあ)」。

 

 ロゴを見ても一瞬なんのお店かわかりにくいですが、これラーメンです。

 2018年9月1日にプレオープン、10月1日にグランドオープンしたすでに人気のラーメン店。

 日本料理店で20年修行されていたというオーナーのつくるラーメン。気になりますね。

 

 けっこう行列が出来ていることが多くて気になっていたお店にて・・・

 

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 人気のトマトチリラーメンと・・・

 

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 ダブル味噌ラーメンを頂いてきたのでご紹介させていただきます!

 (もちろん別の日。1回で食べたわけじゃありません!)

 

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【法清寺】酒乱のかしくさんの墓石を煎じて飲んだら酒癖がなおる!!??酒癖悪い人あつまれー!!のお寺【スポット<大阪・梅田>】

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  神明社旧跡に立ち寄ったあと、すぐ近くで発見した「酒乱がなおる、酒癖の悪い人のためのお寺」をご紹介させてくださいませ。

 

 神明社旧跡のブログはこちら。

www.hyogonohanashi.com

 

【法清寺/かしくってなあに??】

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 光智山 かしく 法清寺。

 日蓮宗の寺院になります。

 「光智山」というのは「山号」というものだそうです。

 「さんごう」と読みます。寺院はもともと山に建てられることが多かったため、その山の名前で呼ばれていたのが後々平地の寺にも用いられることになったそうです。

 

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 「かしく」というのは江戸時代中期に存在した遊女の名前。北新地で美貌で有名で武士に身請けされたそう。こちらの境内にお墓があるそうです。

 こちらかしくさん、酒乱、大酒のみとして有名で日ごろから1749年に酔った勢いで兄の吉兵衛さんに逆ギレして殺してしまったそうな。

 「兄貴殺すなんて!かしく死罪!!」となり大阪市中を引き回されて、その途中で油あげをほしい!と言い、食べたのかと思いきや「その油あげで乱れ髪をなでつけ3月18日、千日寺で斬首された」、という身内を殺害する怖い話のような油あげのくだりがなんか意味わからん!となってしまう話。

 170年も前の話ですが、どの時代にも同じような悲しい話はあるし、お酒ってやっぱり怖いよね、という戒めを頂きます。

 

 話には続きがあり「かしくの死後、かしくの墓石をかきとり、煎じて飲めば酒乱が治ると評判になった」そう。

 いやいや!!!人の墓石をなんで削るねん!!(笑)。最初に削って煎じて飲んだ勇者は誰やねんな、よっぽどのサイコパスやで。

 おまけにかしくさん酒乱のまま首切られてんやったら逆に「みんなもっとアル中になあれー」って怨念がこもってるほうが個人的にはしっくりきます。なんで「アル中をなおす神様」みたいに生まれかわっとるねんな。

 

 そしてまた突っ込みたくなるのが、このかしくさんのお話、1週間後には浄瑠璃「八重霞浪花浜荻」(八重はかしくさんの身請け後の名前)で脚色されて豊竹座で興行され評判になったらしく、今やったら炎上間違いなしの不謹慎さとビジネスはスピード、を体現しているスピード感。

 

 もうなにがなにやらよくわからんですが、「酒乱のためのお寺」だそう。

 

【法清寺】

 

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 かしくさんのお墓のある法清寺。創建は不明。1911年(明治44年)に再建された伽藍は戦災をまぬがれて現存しているそうです。

 

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 入口の横に壁が続き、中に建物が見えます。

 入って右手に本堂、という感じですね。

 

【場所】

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 法清寺、入口前から左を見た風景。

 後ろ側には新御堂筋が見えます。

 

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 有名ラーメン店、金久右衛門の2つ隣といえばわかりやすいかたも多いでしょうか。

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 逆を見るとすぐそこは新御堂筋。

 

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 お寺と関係ないけど美味しいですよね。金久右衛門。

 

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 また今度いこっと。

 

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 法清寺のすぐ隣は「梅田ゴールデン倶楽部」なるお店。

 

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 お寺のすぐ横なのに。。。とも思いつつ、曾根崎、兎我野ってこういう町ですよね。かしくさんも遊女で酒乱、と思えばこの町のがやがやした喧騒感が好きかもしれませんね。

 

【お寺のなか】

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 お寺の中に入るとこんな感じ。

 

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 普段は全部引き戸はとじられているようで、人の気配も感じれず。

 

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 入って右手にこんなお堂が。

 

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 しゃもじがいっぱい飾ってありました。

 「節酒」という文字がいっぱい。

 

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 かしくさんの名前書かれてるなぁ。

 もしやこれがかしくさんのお墓・・・??

 

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 「酒の咎」「かしく」くらいしかわからない・・・

 

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 法清寺はかしくさんの命日の3月18日の正午から3時まで毎年”かしく祭り”なるイベントをしているそう!

 法要が行われたあと落語や舞踊が行っているそうです。

 かしくさんにちなんだ落語とかなのかなー。

 週末などでタイミングが合わせれる日であれば覗いてみたいものです。

 

【法清寺の場所】

 

 

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