【鶴身印刷所】石で版を作って印刷していた時代の文化に触れたり、絵本や珈琲を楽しめるお洒落な複合施設【スポット<大阪・京橋>】
前回までのブログで蒲生4丁目から歩いてきた目的地、鶴身印刷所。
2016年4月に城東区にある印刷会社が一部を残して「解体」、それに伴い「レクイエムアートイベント」をされるということで当日はスケジュール調整がつかなかったのですが非常に気になるイベントでした。
城東じゃーなるさんが事前にイベント内容をまとめておられたのでリンク貼らせていただきます。
4月23日(土)新喜多にある解体予定の印刷工場で「the birthday」っていうイベントが開催されるみたい!当日の会場となる第二工場と壁画が描かれている第一工場にいってきた! | 城東じゃーなる
そしてなんとなく気になりつつ、訪問する機会もなく月日は流れて今年の9月。
【城東区】新喜多1丁目!鶴身印刷所フェスタ 2018 SUMMER〜2018年9月2日開催です♪ | 号外NET 鶴見・城東
複合施設として復活。イベントを開催!ということで、情報をぼんやりと見た感じ、最近各地に出来ている若手のクリエイターたちが集まるスモールオフィスのようなかたちですが、事務所ではなくて実店舗を兼ねているかたちかな、とインプット(間違いでした・・・)
おまけにリノベーションを担当されたのがアートアンドクラフトさん。
ううむ、上記のリンクだけでもう雰囲気が十分伝わるのですが、一度目にしておきたい、と想いは募ります。
これまたイベント当日には訪問できなかったので、このたび時間が取れてやっとこさ「雰囲気だけでも見てみよう」と訪問。
前回までのブログのように蒲生4丁目からてくてく歩き到着。
学研都市線の線路沿いを歩くと、、、
左手に、壁にアートが描かれた建物が登場。
こちらが今回の目的地、鶴身印刷所。
「鶴身印刷所」さん。
響きだけだと、城東区のとなりが「鶴見」区なもんで「え?鶴見区じゃないの??城東区なの??」と若干ややこしくなってしまいまますが「鶴身印刷所」さんです!
創業者が「鶴身」さん、現在も4代目さんがこちらの運営をされているようです。
建物の外壁にアートが描かれていてかっこええです。
建物に入るひとをじーっと見ている。
【ブラジル珈琲専門店 ドッセ グラオン】
まずはこんなお店が。
窓にコーヒー豆の袋のデザインが見えます。
ブラジリアンコーヒーロースター。
「Doce Grao」は「ドッセグラオン」と読むみたいです。
ただ、店があいていないようです。おやおや、週末はお休みなのかしら、と眺めてみますと・・・
んん・・・??
グランドオープン延期のお知らせ!!
9月29日オープン予定が、テイクアウトの提供準備をすることになり延期、とのこと。
うわーん!残念!歩いてきて疲れたし珈琲飲みたかった!
でも。珈琲豆販売、もしくは店内で飲めるだけより絶対テイクアウトしたほうが良い場所だと思うので、待ちましょう!
で、いつまで・・・・??
10月下旬以降、とのこと。
さきほど、鶴身印刷所さんのホームページを見たら11月の1~4日で無事グランドオープンされたようです!
「11月1日オープン」という書き方じゃないのが気になって、見ていたところ、以降の営業についてはSNS等で確認してくださいとのことでして、不定期の営業になりそうです。
ブラジルの日系二世のかたのお店らしく、本場を知るかたのブラジルコーヒー、気になるところです。
ちなみにこのあと、建物の中の通路から覗いてみました。
良い雰囲気!!
【くらしと本のみせ スウス】
気を取り直して隣のお店へ。
くらしと本のみせ スウス。
絵本などが多そうー。と子どもと行ってたので立ち寄ってみます。
お洒落な雰囲気。
絵本のスペースは子どもが靴を脱いであがってゆっくり絵本を楽しめるスペースになっていました。
他にも暮らしに関する本など、素敵なラインナップで揃っていました。
そして店主さまの息子さんがこちらでゴロゴロされてたのですが、明るく愛嬌があって可愛いかった。そしてこの子の正体(!?)を後ほど知ることに・・・
古い印刷物も閲覧できます。
万が一があったら、と思うと怖くて触れなかったです・・・
さあ道に面しているお店は以上でチェック終了です!
次は建物のなかに入って、いろんなお店さんを楽しむぞー!!!
と意気込ん入口へ。
【鶴身印刷所】
いざ!
・・・あれ??
な・・・なんにもない・・・
僕の思い込みのなかでは、入ったところは食事ができるようなスペースがあったり、雑貨のクリエイターの物販があったり・・・と思ってました。
誰もいないじゃないか。。。と急に建物に子連れで入ってきたくせにキョトンとしているおっさんを明らかに不審がられている女性を発見。お話を伺ってみると、こちら基本的には店舗はさきほどの2店舗のみ、フードは入れる予定がなく、2階は事務所としての利用とのことでした。
扉を入ってすぐ横に階段がありました。
あぁ、こんなところで仕事したら、創作意欲わくんやろうなぁ・・・
吹き抜けで天井高くて気持ち良い!
しかしまぁあれですねぇ、ぼんやりとですが、ずっと気になってたならもうちょいちゃんと調べてからきたらよかった・・・あほや。
でもせっかくなので見学させてもらいました。
石版石、という印刷に使用されていたものをタイル風に使用してカウンターにされておられます。
石で版をつくってた、てことを知らなかったので衝撃!
活版印刷で版を作ってもらうのがアルミ版なのですが、その前が銅版、その前が石版だったそう!めちゃくちゃ重労働だったんですね!
これは鶴身印刷所さん創業の70年前くらいのものだそう。
かっこええー。
こちらの施設のリニューアルオープンイベントの際には、イラストを描いて石版で刷るというワークショップもおこなわれたそう。めっちゃ楽しいやつや。またやってもらいたいなー。
使い方はわかりませんが、、、機械も残しておられます。
イベントのときとかは使用できるのかしら。
キッチンもありました。
ここが利用されるのはイベントのときだけかー、無念。
そいや、外にもポスター貼られてましたわ・・・
この日は塩屋に奈良に柏原に・・・と各地のパン屋さんが集結。
ホームページでイベントの開催については確認できるので、面白そうなイベントに合わせての訪問を!
女子トイレ盗撮じゃないです!
木と昭和なガラスの組み合わせのドアが素敵だなぁと。
2階が事務所ということで、ごみの出し方についてのまとめ。かわいい。
肝心の折り紙の写真が、めちゃくちゃピンぼけしてたのですが、、、
さきほどの本屋さんの息子さんが折り紙マスターとのことで、作品が展示されていました(ちょうど埃をかぶっていて掃除中、ということで一部しか見れなかったですが、たしかに僕にはもうどこをどうしたらそんなかたちになるんですか、のレベルでした)
ん??本屋さんの息子さん??さっきの明るい男の子かいな。くそー、さっきお店おるときに知ってれば色々話聞かせてもらったり、なんなら作ってるとこ見せてもらえたりできたんじゃなかろうか、と後からもういちどお店覗いてみましたが、お客さんもいて話しかけれる雰囲気でなく。次回は話をできたらええなー。
小道具の販売もされておられます。
古材がええ感じでしたが、この直前に材木屋さんのイベントで古材をあれこれ買い込んだとことだったので断念。カップもかわいかった。
通路。
建物外側に近いドアからは先ほどの本屋さんや珈琲屋さんに繋がっていて、逆側はオフィス。
たぶん運営の事務所。
ギャラリーあるっていってはったからたぶんここがそう。
ここは事務所っぽい。
という感じでてっきり雑貨店などが並んでいると思い込んでいたスペースは、私の大きな勘違いでして、事務所でした。
近場のかたはふらっと散歩がてら来ても素敵な本と珈琲を楽しんで、昔の印刷の風景に少し触れることが出来て楽しい空間。
遠方から足を運ばれる際には、ぜひホームページでスケジュールをチェックして面白そうな日に来てもらったほうが良いかも!
私のように、古いものや懐かしい風景が好きなかたは蒲生4丁目から歩いてきても楽しいですし、こちらだけを目的地とされる場合は京橋からが近そうです!
蒲生四丁目から歩いてみたらどんな感じ?は以下のブログを参考にしてみてくださいませ。
がもよんのカフェドガモヨンさんで食事しました。
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