【西堤神社】古くて素敵な風景がたくさん。東大阪、地元で親しまれる神社でおまいり【スポット<東大阪:高井田>】
先日訪問させてもらった、東大阪市・高井田駅にある「西堤神社」に訪問したのでご紹介させていただきます!
- 【高井田】
- 【西堤神社】
- ・地図
- ・神社外の道から見える景色たち
- 【西堤神社へおまいり】
- 【水神社 うろこ殿】
- 【参道】
- 【拝殿】
- 【天満宮】
- 【施無畏(せむい) 八大龍王社】
- 【稲荷社】
- 【横手からはいってみる】
- 【高井田駅周辺】
【高井田】
高井田、車で中央大通で通ることはあっても駅に降りるのははじめて。
モノづくりのまち東大阪らしい、工場が並ぶ街並み、古くからあるであろう建物、などを眺めながら歩いていきます。
ラグビーの聖地、花園がある東大阪市だけに。マンホールにもラグビーのキャラクターがデザインされていたりします。マンホールマニア(結構いないです?各地のマンホールの写真集めているかた)には、ラグビーW杯に向けて外せないスポットですね!
そんな景色を楽しみながらキョロキョロと歩いていると、神社が目に入りました。
【西堤神社】
西堤神社さん。「にしつつみじんじゃ」と読みます。
こちら西堤神社、東大阪市西堤に鎮座する天照皇大神(伊勢神宮で祀られている神様。現代神道ではいちばんえらい神様)と豊受大神(とようけのおおかみ:伊勢の外宮に鎮座し、天照大御神の食物をつかさどる神さまらしいです)を祀る神社とのこと。
神様ランキングのTOPクラスが祀られているすごい神社、偶然通りかかって見れたのはラッキー!!ちなみに「神様ランキングTOPクラス」といっても、神様は決して見下すようなことはされません!「近代社格制度」なる明治維新後にはじまった「神社の等級化」なる取り組みでは「諸社」のなかの「村社」というものにあたるらしいです。
市町村から奉幣(ほうへい)を受けた神社にあたる社格ということで、なんか難しい話になってしまいましたが、ずばり「地元密着感」!
古くから西堤地区の鎮守・産土神として近隣住民の信仰を集めているそう。
・地図
大阪メトロ中央線高井田駅、またはおおさかひがし線高井田中央駅から中央大通り沿いに東へすすみ「西堤東」交差点を南下すればすぐ到着。アクセスも良い立地ですね。
・神社外の道から見える景色たち
空いたスペースになにやら石が置かれている。
なんやあれ、と思って眺めていましたが、あのカーブ、などなど・・・鳥居の上部分ですよね・・・??
【西堤神社へおまいり】
歴史を感じる文字が書かれた鳥居。
創建は不明で、先述の神様たちは明治4年(1871年)に伊勢神宮の御分霊を祀っておられるそうです。もともとは元三十八社大明神と称する神社さんらしいので、確実に1871年より前にも歴史があるようですが確認できるところだけでも確実に140年以上は経っているんですね。明治維新以降の神仏分離に伴い祭神もかわっていったそう。
せっかくなのでお参りさせていただきましょう!
おや・・・、参道にカラーコーンが置かれていますね。なんでしょうか。
ちょうちん。
下に紙がくくられています。
2018年夏、台風被害により倒木、参道石の破損などがあったのでご注意ください、とのこと。台風で参道が破損って。東大阪も被害大きかったのですね。
敷石ずれまくってます。石をずらすってどんな風やってん・・・
具体的な日程の確認はできませんでしたが、特に参道新設の石碑、綺麗に見えるのでまだここ最近に新設したとことなんじゃないかなーと眺めておりました。
台風、ほんま勘弁してほしいですね。
あ!「大鳥居建立記念」ってことは。
外から見えてたこれ。
これは以前の鳥居なのかしら。確かに現在の鳥居よりはかなり小さかったんですよねー。
「昭和大修復」竣工記念の石碑。
隣には、倒木して根っこから抜けてしまったと思われる切り株が。
木、上の部分は??と見渡すと
あった。
ちゃんと供養(?)してもらっております。
手水舎。
【水神社 うろこ殿】
先ほどの「参道新設」「大鳥居新設」の石碑の後ろになにやら気になる風景。
これはなんだろう、と拝殿へのお参り前に寄り道させていただきます。
扉がしまっていて中には入れないようになっております。
西堤神社うろこ殿。水神社です。
内介淵(大東市、鴻池のことらしいです)で大蛇を退治した時にはがされた大蛇の鱗が祀られていることから「鱗殿」とも呼ばれているそうです。
日照りの時、この鱗殿をお参りすると、雨が降ったと伝えられているそうです。
江戸時代前期に刊行された井原西鶴の『西鶴諸国はなし』にも、内介に関する逸話が記載されているらしい。それが1685年刊行とのこと。お。急に西堤神社の確認できる歴史が古くなりましたね。
現在は堀のなかには水がないですが、以前はここに亀もいたそうな。
【参道】
参道に戻り拝殿へ向かいましょう、と思ったのですが。思わず上を見上げます。
これ、なんの門ですかね。
屋根の下に四角の枠みたいなスペースが4つあるんですが、あそこって看板や幕を取り付けるスペースなんですかね。
恰好良くないです??
なんかお気に入りです!(笑)
【拝殿】
拝殿。千鳥破風付き入母屋造り、とかいうらしいです。
凛々しい顔でむかえてくれます。
「浪速現代型狛犬」っていうお名前があるらしい。
おまいり。
奥に本殿がチラ見え。
【天満宮】
拝殿おとなりへ。
天満宮。ということは菅原道真さんですね。
「学問成就の神様はこちらです」と綺麗な字で丁寧な説明つき。
これぞ地元密着、地元で愛される神社さんの対応って感じです。
頭よくなりますよーにー。
【施無畏(せむい) 八大龍王社】
さらにそのおとなりへ。
施無畏(せむい) 八大龍王。
龍の王様。さきほどの水神社うろこ殿と同じく天候などで人々の信仰を集めてきたそうです。
百度石はこちらにあります。
「御神木はこのウシロ」とのこと。
ではさっそく後ろにまわってみます。
立派な木がありました。
市の保存樹。くすのきさん、と呼ばれ地元で親しまれている御神木。
幹周5.5メートル、樹高は約25メートル、樹齢は推定400年とのこと。
立派!!格好よい!さすが御神木です。
【稲荷社】
八大龍王社とおとなりは稲荷社。
五穀豊穣、商売繁盛の神様です。
【横手からはいってみる】
神社のむかって右側にも入口があります。
横手からも入ってみます。
なにやら看板があります。
・乗馬を乗り入る事
・樹木を折取る事
・魚鳥を捕ふる事
以上3点が禁止されております!
これ、神社さん作じゃなくて大阪府作、っていうところがなんとも歴史を感じますね。この看板は大切にして頂きたいですね。貴重!
その横にはだんじりの車蔵が。
つい先週に終わってしまいましたが、秋祭りが開催されていたそうです。
町ごとに全然だんじりの形違いますねー。
なかなか遠方から足を運ぶ機会も少ない神社さんかと思いますが、近くを通った際にはぜひ!意外と広くて見ごたえがありますよー!立派な神様もいっぱいおられるので、お参りし甲斐もあります!(笑)
またぜひ地元のひとにも、どういう神社か知ってもらえるきっかけになったら最高だなーと書かせて頂きました。
しかし最近寺社仏閣、楽しさが少しだけわかってきた気がします。
【高井田駅周辺】
せっかくなので高井田駅前の画像も貼っておきます。
高井田、大阪メトロとJRの接続もしているということで駅前の賑わいを楽しみにしていたのですが、駅前は人も少なくお店もあまり見つけれず。
駅の裏手の公園で缶コーヒーのんできました。
次訪問することがあれば、開拓したいなー。