ひょうごのはなし

大阪生まれ大阪育ちの私が、仕事を通じてすっかりはまったひょうご五国の魅力を食を中心に伝えていくブログです。

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【都島神社】神社って名前かわるのね!?建立860年。大川の洪水の被害がきっかけでできた神社は実は昭和に入るまで違う名前だったそうな<寺社仏閣:大阪/都島>

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 大阪、都島区は淀川本流(現在の大川。桜でも有名)が近いことから過去にはたびたび洪水に見舞われたそうです。

 平安時代後期に後白河法皇がこのあたりに来た時に、それはあかんなーということで当地の鎮守として神社を置くように命じた。これを受けた東成郡毛馬村、澤上江村、友渕村など8村が協力して永暦元年(1160年)に十五社神社を建立したことが都島神社のはじまりと言われています。860年もの歴史があるのか。

 

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 言い出しっぺの後白河法皇は、言っただけでおーしまい、ではなく1168年には神社の北側に生母を祀る母恩寺を建立しておられます。

 元々の「十五社神社」という名称は天照大神をはじめとする15神を祀っていたことによるが1943年に都島神社に改称。その後大阪大空襲で本殿は消失。1949年に再建されました。

 境内に立つ石造三重宝篋印塔は鎌倉時代後期の1304年の銘があり、大阪市内最古の石造遺物として、大阪府の有形文化財に指定されています。

 

 今回は、長く地元で愛されている、都島本通り沿いにある都島神社のご紹介になります。

 

 

 都島本通り、都島駅から少し西側へ。

 

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すると道の北側にこういった景色が。

 

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 柱の裏を覗いてみますと・・・

 「書 出雲大社宮司 千家 尊統」とのこと。

 表に書いてある「神徳」「廣大」って字を書かれたのかな。

 千家尊統さん、調べてみたところ出雲大社の82代宮司をされておられたかたのよう(現在は84代。尊統さんは昭和43年に逝去されておられます)。

 ううむ、貴重なやつなんじゃなかろうか。

 

 

 

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 昭和丙子歳。

 なんじゃこりゃ!!??ってことで検索検索・・・

 

 「丙子」=ひのえね、へいし。干支の13番目。

 60年に1回めぐってくるらしく、1936年、1996年、2056年、2116年・・・と続いていくそう。

 1996年はすでに平成なので、昭和丙子歳ってことは1936年、昭和11年に建てられた柱のようですねー。

 

 

 

 

 

 

 

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 向かいは総合医療センター。

 

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 この短い参道のような道を北へすすむと・・・

 

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 どん!!と都島神社の鳥居登場です。

 

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 わ、神社の名前書いてる石碑の前に木が(笑)

 

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 斜めから覗いても見えない。

 なんでわざわざここに木をうえたんやろうか・・・

 

 

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 こちらが都島神社になります。

 

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 鳥居をくぐるとこんな感じです。

 丁寧に手入れされてますねー。

 

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 砂の中に入らないでください。宮司。

 手書きと「宮司」っていうのがなんだかかわいいなぁ。

 書かれなくても、綺麗に手入れされてるのを見ると、砂を歩く勇気は出ないですわ・・・

 

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 何気に振り返りますと。

 昭和32年につくられた鳥居のようです。

 ひもが巻き付けられているのは昨年の台風の影響かしら。

 

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 手水舎。

 

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 井戸。今は使われてなさそうですね。

 

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 こちらで手を清めてからお詣りしましょう。

 

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 あ、都島神社に改称するまえの「十五社神社」のころの名残と思われる石碑がありました。「社」が埋まり切ってる!!

 

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 これはずいぶん歴史があるやつやで・・・と思ったのですが「大正十四年」に建てられてました。いや、十分歴史あるんですが平安時代とまではいかずとももっと江戸時代とか・・・と妄想してました。1943年に改称されているので、それよりも前の「十五社神社」ばりばり現役のときのものですね。

 

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 こんなのもありましたがなに書いてるのか読めず。

 お名前がいっぱい並んでるのとなにかしらの「発起会」というのだけ確認出来ます。

 

 

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 これもなんやろう??

 

 手前には可愛い狛犬さんがいるので、ちゃんとした神様なんやろうなぁ。

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 ちっこくてかわいいです。

 

 そして・・・

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 石造三重宝篋印塔。有形文化財です。

 

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 ちゃんと説明の石碑もありますよ。

 

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 砂のお庭の向こうなので近づけませんでしたがこんなのも。

 

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 820周年・・・!!(笑)

 

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 そして拝殿到着。お詣りしていきましょう。

 

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 さすがに雰囲気がありますね。

 

 

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 狛犬さん。

 

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 からんからーん、とお詣りさせていただきました。

 

 むかって左手に社務所あり。

 おみくじなどはこちらで。

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 ちなみに西側からも外で出れますが、こちらにも鳥居が。

 

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 こっちのほうがなんか文字も見えにくくて歴史を感じます。

 

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 鳥居の柱裏をチェックしたところ大正10年。

 十五社神社時代からのやつやで、こいつー。

 都島神社に来られた際はぜひこちらの鳥居もチェックしてやってくださいませ。

 

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 こちらの鳥居の斜め前にはなぜか旅館が並びます。

 

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 東海道の終点、京橋の宿場町の名残、とかなのかしら。

 町中に「なんでここに旅館が??」って思うことたまにあるんですが、どういう歴史があるんでしょうね。

 

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 都島の史跡旧跡MAPも。

 これを見ていろんなところに尋ねるのも面白そうですね。

 

 そういえば「神社の北側に生母を祀る母恩寺を建立」って書いてあったなーと思い北側にまわりこんでみましたが・・・

 

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 拝殿の横から覗いてみたけど、本殿までしかなさそう。

 

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 裏道に回り込んでみたものの、本殿まででした。

 ということで、母恩寺はちょっと離れたところにあるようです。

 

 都島の歴史を感じる事の出来る都島神社。

 毎年7月22日~23日にかけてのお祭りではだんじりも出てにぎやかですよー。

 

 また周辺には美味しいお店もいっぱいありますので、なにかしらのきっかけでみなさんが都島、都島神社を訪問するきっかけになれば幸いです。

 

 ブログ読んでいただきありがとうございました!

 

 

 取材依頼、撮影依頼、ご意見等、下記よりお問い合わせお待ちしております。

www.hyogonohanashi.com

 

 

 

 

 

 

 

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