【小野八幡神社&生田神社】神戸のまちづくり。壊されてく景観についてもやもやと【スポット<三宮>】
ずいぶん前から書こうと思って画像だけ下書きに入れて書かないうちに、すっかり工事が進んでしまった「小野八幡神社」と生田神社横について。
観光地であることも含めて神聖な場所、またその周辺にビジネスホテルをつくる感覚ってどうなのかしら、なんなら神聖な場所そのものを壊してしまう感覚。
ううむ、色々物思う日々。
※2018年11月8日、新しいブログもアップしておりますので
なるべく新しい状況を知られたいかたはこちらもどうぞ
ご覧くださいませ。
・ビフォー
・アフター
衝撃。
【小野八幡神社&東横INN】
三宮、国際会館の南東、角にスタバ(先日閉店?)やネスレカフェがあり、南北にはしる道(ジョーシンとかジャパンがある道)。
その道に「小野八幡神社」という神社があります。
2月くらい?結構前になってしまいましたが・・・前を通った際に気になるポスターが。
神社、入口あたりが工事の柵で囲まれてこんなポスターが。
神社、鳥居をくぐって本殿に行くまでに右側に関係者の建物?左手に駐車場があったのですがそちらをなくして、高層マンションを作るとのこと。
そして駐車場側には、もうひとつ南の区画も含めて東横INNを作る、とのこと。
「再建工事」として書かれていました。高層マンションの1.2
階が社務所も含めた神社スペースになるそうな。
ビジネスホテルの横を通ってお参りに行くんか・・・変な感じやなぁ、え?マンションの下に神社?そんなことを考えていたら、、、
本殿、ばんばん壊してた!!!!
神社って壊すことあるんですね、知識がなかったのでびっくりしてしまいました。
ネットで見たら、立て直しをしたくても財政的にどうしようもなく土地を売却して資金を得る、という事例が多くなっているそうな。
小野八幡神社さんにおいては、震災のときに受けた被害も含めて建て直しをするためにの苦渋の決断だったとのこと。
人口減少、高齢化、おまけに年配の方と比較すると訪問回数:お賽銭の多さもかわってくると思うとこれからよく見かける事例なんでしょうか。
【本殿】
鳥居。奥の本殿は絶賛取り壊し中・・・あれ?神様はどこへ。
鳥居の横に「仮本殿」が当時作られていました。
しかしまぁ、仮本殿に行くにも工事関係の車が埋まっていて、年配の方はめちゃ行きにくかったと思われます。
【そして4月半ば】
東横イン側、すっかり更地に。
次の段階へ進みます。
お、今更気づきましたが北側にお洒落なマンションがあります。
「夜景」はさすがに綺麗でないかもしれませんが、モザイク側のポートタワーなんかは見えてるんじゃないでしょうか。
すぐ南に高層マンション、ビジネスホテルができるなんて・・・でしょうか。
このあたり三宮から歩いてすぐの割にビジネスの割合が多く、比較的夜は静かなところだっただろうに、雰囲気も変わりそうです。
1階にはポトマックの洋食店も入ってるようなお洒落ビル。
かわいそう・・・
神社の建て替えについては、神社のとりまとめしている協会やら神社の関係者で決定できるみたいで、政教分離てやつなのかとも思いつつ、むむむ。
【生田神社&APAホテル】
そして生田神社横。
(これも2月、3月くらいの画像なので工事進んでいるかと思います)
東急ハンズの横から入っていく生田神社西側の筋。
奥の左手が生田神社のあたり。
右手に昔からある味のある建物があったのですが・・・
ここを壊して13階建てのAPAホテルをつくるとのこと!!
生田神社の真横ですよ。
こういうのって規制できないもんなんですかね、神戸市さんで。京都とか奈良みたいに。
内情がわからないので、感情的なことになってしまうけれど、景観という考えは神戸の方々にはないんだろうか。
先ほどの場所のすぐ北側にあるホテル。
なんとなく神戸っぽくてこういうので高さも控えめだと好印象。
APAは使いやすいけど、おばちゃんの顔が思い浮かんでしまうのであの場所には合わないと思うんよなー。
駅前の再開発も、駅のロータリーをなくす、とかフワラーロードを車が通れないようにしてフランスのシャンゼリゼ通りにする、とかどうなのかしら。
「観光」を意識しているということですが、同じくらい大切な神戸で働いている私の周囲の方からは「残念」という声しかきかない。
いちいち周りに流れることで渋滞は想像できるし、中心地で商談するにも少し離れたところへ停めて歩いていかないといけない、高齢者を駅に送る際も駅の近くまでいけない。
国内、国外どちらを向いているのかわからないけど、「神戸らしい異国情緒」とか「洗練された町」をイメージしているならそこじゃないだろ、と感じてしまう。
頭の良いみなさんが考えられていることなので私のような阿呆にはわからないだけだとは思いつつどこにいこうとしてるのかよくわからない神戸。ほんとにビジョンが合って、まちづくりのプロが入っているのか、と首をかしげる今日この頃。
取材依頼、撮影依頼、ご意見等、下記よりお問い合わせお待ちしております。