【鹿鳴茶流入舩】元町の鹿肉料理専門店はカフェのような居心地と丁寧な料理で満足【飲食店<神戸/元町>】
神戸元町でランチをする機会があり、大丸神戸店の西側をうろうろ。
奥が大丸側になります。大丸神戸店西側、少し元町駅寄りの細い路地を歩きます。
歩きまわるのもしんどいし玉五郎でも行こうか、と思っていたときに気になる風景を発見。
「鹿鳴茶流」、ろくめいさりゅう、と読みます。
正式なお店の名称は「鹿鳴茶流 入舩(ろくめいさりゅういりふね)」。
「入船」じゃない「入舩」。漢字の意味の違いは知りませんが、「舩」のほうが格好よいな、うん。
元町駅からなら徒歩3~5分ってとこでしょうか。アクセスも良い立地。
「鹿」!?ほー!こんなお店あったけ。あまりこのあたり歩く機会がないのでスルーしてしまってました。
鹿肉、ジビエの広がりとともに以前よりは身近になりましたが、子どもの頃から奈良公園によく遊びにいっていた私としては正直鹿さんたちの顔がちらついて苦手意識もあるのです。繁殖の多さ、環境変化などで農家さんたちに大きな迷惑がかかっているのも耳にするし、ジビエが広がっていくのは良い事でしょうが。
この機会にこちらの公式ホームページをチェックしてみたところ「鹿肉」、牛肉や豚肉と比較して3分の1のカロリー、脂肪分は80分の1、通常食される他の肉と異なり、女性が特に不足しがちな鉄分が大変多く、食品の中でもその多さで知られる牡蠣・馬肉よりもさらに多いという特筆すべき食材、タンパク質の割合も牛肉・豚肉の約1.5倍とのこと。すごいやん。
「鹿は心境的に苦手」と書きながらも、訪問した時期がちょうど丹波で猪の狩猟が解禁される少し前のタイミングということもあり(丹波は11月15日から翌年2月15日まで、猪、鹿については3月15日まで。他の地域のことは知りません!!ごめんなさい!!)、知人と丹波の話をしていたこともあり自分のなかにジビエ気分があったようです。
ここめっちゃ気になるー!!ちぇっくちぇっく・・・
【ファサード】
こじんまり、センスの良いファサード。ええやん。
これで鹿肉出てけえへんかったらさすがにぶちぎれてお店を飛び出しても許してつかぁさい、くらい絶対鹿肉がメインのお店。わかりやすいし、紫を使うことで落ち着いたお店さんの雰囲気もわかるし、バックの千鳥柄に見える鹿のイラストもかわいい!おい!好きだよ!!大好きな雰囲気だよ!!
次は価格帯のチェックです。
元町、センスいい、鹿肉とくればお値段もそれなりかしら・・・とお店の外の看板等を眺めてみますが、600円台からラインナップされておられます。
私の訪問は週末でしたので「こんなお得なセット、平日だけじゃないの?」なんて心配も無用ですよ!ランチの営業時間は15時まで、ラストオーダーは14時半ですのでそちらはご注意を!(あと水曜日定休日)
カツレツなどは1500円しますが、このエリアでこの価格ならお手頃感ではないでしょうか。ちなみに右下にちっこく書かれてますが、10,20,30日はカツレツが1000円らしいのでタイミングよくその日程に訪問した際は、カツレツへのハードルが低めになります。
【店内】
店内へ。
おしゃれやないのー。
なんとなく椅子のかたちとか「オリエンタル」「アジア」といった言葉が似合う気配がします。
お店が混雑していないタイミングだったためか、空いている席にどうぞ、って感じでしたので。通路側のテーブルへ。男性スタッフ3人ほど?適度な活気があって良い雰囲気。
天井はこんな感じ。ええやんかー。
4人用テーブルがメインでしたが、店の奥にこっそりとおひとりさま席もありました!ここ座ってみたかったけど気付くの遅かったー。
写真だと見えにくいですがお店の奥のガラス面にもいろいろとメニューが書かれています。こちらは単品メニュー。夜の呑みにいいですね。
【MENU】
表にも書かれていた10,20,30日は通常1500円のカツレツが1000円に。
そして「月曜、木曜」は1280円になるそう!!
火曜、金曜はミニデザートを。
平日訪問ならこのあたりも要チェックですな。
15時までのランチメニュー。
やはり単価が低いセットは下のほうに追いやられてしまっております(笑)
ミニデザート、通常150円するんですね、これが平日火曜金曜ならついてくるのならお得感ありますね!
単品も。
鹿肉の串カツ6本、580円とかお得感ありますね!
これはあくまでランチメニューと合わせたメニューで別途ちゃんと夜用のメニューがあるようですので気になる方はスタッフにお声掛けを、とのこと。
ということで、アルコールもお昼から飲めます!
「鹿肉にワイン」とかお洒落な人がしそうな組み合わせですよね(思い込み)
僕は「鹿の焼肉丼」が気になりつつ「鹿シチューランチ 870円」を。
870円で鹿シチューに小鉢とかついてくるならお得感大きいなーと。
【お料理到着】
お料理到着!どーん。
これで870円。すでにお得感が。
ちなみにお茶もおいしかったです。
ジャスミン・・・じゃなかったな、なんかお洒落なやつでした。
あ、思い出した「ライチティー」て言われてたはず!
鹿のシチュー、いえーい!!
ちなみに鹿肉は煮込まれて、わずかに形を確認できる程度。
「俺はいま鹿肉を食している!」という実感がほしいなら、カツレツや焼肉丼のようなものがオススメになると思います。
個人的にはシチュー美味しかったので満足!
そしてシチューの味が強くて、さすがに獣臭い感じはゼロ!
白みそのお味噌汁かなーと思ってたらば、こいつ美味しい!!
鹿肉さまもおられます。なにこれ、美味しいんですけどー。
こちらも味噌の味強いし、獣臭さはなし。
レビューを見ましたが、もっと鹿肉がそのままのものでも概ね「獣臭さなく柔らかかった」という評価が多いようです。
気になってあらためてメニューを見直したところ「鹿すじと根菜のみそ煮込み」というメニューらしいです。
こちら「(小)」と書かれていますが、じゃあ通常サイズもあるの?とメニューを見直すと「鹿鳴ランチ680円」でこいつのノーマルサイズ、プラス100円で大サイズに出来るそう。これも美味しかったですよー。
サラダもかわいい。
鹿に合う、ということだろうか、キムチも。
普通にごはんといただきました。
なぜか写真撮り忘れていたんですが、3種盛りの小鉢も出来合いを適当に盛り付けたものでなく、丁寧な印象があってよかった。
揚げ物も「ダメ押し」な感じでお得感が大きかったです。
これで870円。コスパよすぎてびびる。最高。
テイクアウトもあるようなので、近隣で働かれているかたなら利用しやすそうですね。そして鹿肉カツ弁当やっすー。
鹿鳴茶流入舩さん、大満足のクオリティでした!
こちらのお店、なんと運営されておられる会社さんは2000年創業、鹿の害獣問題に取り組んでこられ、鹿の皮をアパレルで活用されたり、障害福祉施設さんと革を利用した雑貨製造などをしてこられた企業さんとのこと。
そんな流れからの「鹿肉専門店」と思うと、お店にこもっている熱が全然違うように感じてめちゃくちゃ好印象!!
ホームページにもスタッフさんひとりひとりを紹介しておられて、お客さんだけじゃなく、スタッフを大事にされておられる姿勢が感じられて「なんかいいなぁ」と思えた。
興味を持っていただいたみなさま、ぜひ下記の公式ホームページをチェックくださいませー!(回し者じゃないです!)
取材依頼、撮影依頼、ご意見等、下記よりお問い合わせお待ちしております。