【関の戸】御室御所御用達の『銘菓 関の戸』を作り続けて370余年、14代目【深川屋<三重>】
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どんどん、兵庫以外のブログが増えていきますが、、、今回は三重のお土産にもらった「関の戸」のご紹介。
伊勢神宮、なばなの里、鳥羽マリンワールドなどに遊びに行かれた際のお土産にいかがでしょうか。
銘菓関の戸。
三重/亀山にある「深川屋」さんの作られておられるお菓子です。
ここがなかなかすごいです。
画像:http://livedoor.blogimg.jp/wagashibuyer/imgs/7/4/74fd1695.jpg
東海道五十三次で知られる宿場町、関宿(三重県亀山市)にて、江戸時代から14代続く「深川屋 陸奥大掾(ふかわや むつだいじょう)」。なんと創業370年。京都にも引けを取らない歴史の深さ。さすが東海道。
370年前、ていわれても古いってだけでどんな時代かわからんわーってなるかと思いますが、徳川3代目家光の時代だそう。
徳川の歴史でも「家光」って言われるとまだ社会の授業にも出てきたし比較的ピンとくるな。。。
東海道にお店があったことから往来する大名たちの人気になり、その噂が伝わり朝廷に伝わり御室御所ご用達のお菓子になったとのこと。
今も370年前も「口コミ」がいかに重要か、またその口コミを得るため「どこで商売するか」の重要性を感じるストーリーですよねこれ。東海道から少し離れた町で商売してたら「地元で有名なお菓子」で終わってたかもしれない。勉強になるお話です。
そんな歴史ある関の戸、今でも当時と変わらない配合、作り方を継承されておられるとのこと。
期待が高まります。
かわいいパッケージです。
こちらは「華の箱入」という贈り物用パッケージのようです。
ちなみに「関の戸」というだけあってお店はJR関西本線関駅のすぐ近くにあるようです。
箱をあけるとこんな感じ。
縦に並んでいます。
個包装。プレゼントに良いですねー。
ちっこいです!
一口サイズ。
これはゆっくり苦めのお茶と頂くのが良い雰囲気。
中はこんな感じです。
赤小豆のこし餡を、白い求肥皮で包み、阿波の和三盆をまぶして作っているお菓子。
鈴鹿の峰に降り積る雪をモチーフに考案されたと伝えられているそうな。
美味しい。
もっと甘いのかなーと思いきや上品な甘さ。
サイズが小さいおかげか、ゆっくりと味わって食べることができる。
そう思うと、朝廷や大名の人たちが食べてたんだから、上品なお味でも納得だよな、と思いつく(当時の人たちの美味しいの基準を知らないですがきっと今よりずっと薄味のはず)。
みんなこの一口サイズのお菓子を何個くらい食べてたんだろう、とか、大名なら部下の分もまとめて数百個単位で石原軍団みたいな買い方してたのかな、ってことは事前に予約がいるよね、予約のために数日前に先にお店に行く役割の人間がいたのかな、とか当時と同じレシピのおかげでそんなことを妄想しながら頂ける貴重な一品。
今では関の戸自体の伝統は継承しながら、関の戸をつかったあんぱんやドーナツなども販売されているようで是非食べてみたい一品です。
今度三重に行くときにはぜひ足を運んでみたいな、色々食べてみたいなと思えるお店さんのお菓子でした。
ごちそうさまでしたー!
こちらのサイトで通販もできるようです。
有限会社 深川屋 - 【そのまんま通販】特産品ギフトを産直お取り寄せ
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