・ビゴの店フィリップ・ビゴ氏死去
毎日毎日訃報が届いて、どういうことなのこれは。
本日も悲しいニュース。
これまた神戸経済ニュースさんより。
阪神間にとどまらず全国的に著名なパン店「ビゴの店」(芦屋市)の創業者で、日本にフランスパンを広めたフィリップ・ビゴ氏(76)が17日に死去していたことが分かった。18日にフランス大使館がツイッターを通じて明らかにした。見本市のために1965年に来日したが、見本市の終了後も日本に残り、ドンク三宮店(神戸市中央区)で技術指導するなどフランスパンの普及に尽力した。1972年に芦屋市で「ビゴの店」を開業。国内に店舗を展開したほか、多くの著名なパン職人を育てた。ローラン・ピック駐日フランス大使は「日本のパン消費量の飛躍的な伸びに加えて、日本人のフランスパンに対する好感度向上に大きく貢献されました」と、ビゴ氏の功績をたたえた。
神戸で働きだしたころに、パンのクオリティにほんと驚かされましたが、それを日常の風景として再現している神戸の文化に感銘を受けました。
大阪で育ってうどんは柔らかいもの、と思ってたときにさぬきうどんに出会って「コシがあるん美味しい・・・」となったのに近い感覚で、「フランスパン」って気取ったパンだと思ってたのが神戸では日常に溶け込んでいる。
その後ドンクさんを仕事で担当することになり、色々と調べたりお話をする中で神戸のパンの歴史を知り、ビゴさんのことを知りました。
三宮のSOLに店が出来たときは、「すぐ買えるやん」て嬉しかったなぁ。
2号線沿いの店舗もよく寄らせてもらいました。
神戸のパン文化の始まりがビゴさん、なんてことは知らない人も食に興味がない人であれば多いことでしょう。
「誰がはじめたかわからないけど根付いている」って本当の文化ですよね。
それを作り上げられた方。
ご冥福をお祈りいたします。
合唱。