【御影城趾】御影にお城があったそうな。資料がなくて詳細わからないってのがまたロマンチック【スポット<御影城、平野城>】
阪急御影駅、北側に石碑が。
え、御影ってお城あったんですか?
石碑全体。
『摂津志』は、御影村城、観応年間平野氏拠焉と記す。
近在に大手筋、城ノ前の地名あり。
地勢を考えうるに西は石屋川、新田川を
堀とし、東は深田池ほかの池沼と
天神川を堀とし、その間の台地上に
城池を構え、大手筋で山陽道に通じたり
弓弦羽権現は戦勝祈願に勧請せし武神
弓場は武芸鍛錬の道場。平野氏は当地の武将にして、中勝寺は平野忠勝の菩薩寺と云う。
南北朝、観応年間、此の西にかくの如く城ありけり。
田辺 眞人 撰
【摂津志】
江戸幕府による最初の官撰地誌である『五畿内志』全61巻のうち、巻49~巻61の摂津国の部分をさす。他の巻もそれぞれ『山城誌』『河内志』等と呼ぶ。1735年(享保20)刊行。並河永(誠所)編。編者らは各地をめぐって史料を収集し、伝承などを採訪したので、江戸時代の地誌類のうちでも詳しく正確なことは随一であるが、漢文体のために今日では親しみにくい。
【拠焉】
読めない・・・きょえん?ネットでたたいてもこの単語、この石碑のことばっかりHITする!
城ノ前、という地名は今も残っているようですし、大手筋もありますねー。
こういう兵庫県の歴史といえばやはりラジオ関西で番組も持たれている田辺せんせ。
【中古】 神戸の伝説 新版 / 田辺 真人 / 神戸新聞総合出版センター [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 民俗 > 昔話・民話
- ショップ: もったいない本舗 楽天市場店
- 価格: 1,948円
御影駅のすぐ近くを流れる川も。
平野家、がいたお城ということでネットでは「平野城」とする記事が多いようですが資料が少なくて、詳細がよくわからないそうな。
芦屋市から神戸市兵庫区まで支配していた、ということですが、築城は1346年ということでもちろん開港もしておらず、その当時のこのあたりはどんな感じだったのかしら。
お墓も御影駅南側の中勝寺というお寺さんにあるらしく。
なにげなく通っていた町にお城があった、と思うと「え?このへん城下町やったりして・・」と資料がないからこそ、妄想が膨らんで面白いですねー。
取材依頼、撮影依頼、ご意見等、下記よりお問い合わせお待ちしております。